身障者スペースの不正利用対策
施工期間 | : 2015年10月 |
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施工場所 | : 高山市内 |
身障者スペースの不正利用は、多くの駐車場管理者が抱える問題です。
相手が「お客様」であれば、強く言う事もできず、たとえ不正であっても、取り締まる罰則もありません。
幅が広くて停めやすく、入口玄関に近い駐車スペースは、誰にとっても停めたいスペースですから・・・
不正利用する人は、繰り返し不正をしますから、完全な解決はなかなか難しいです。
実は以前に身障者スペースの不正利用の実態調査をしました。
駐車場管理者の承諾を受けて、3日間現場に張り付いての調査でした。
調査を進めていって、多くの事が解明できました。
顕在化している問題の下に多くの潜在要因があり、それらが複合して1つの問題に発展していることです。
実態は、高齢者の割合が高いこと、利用者の意識が低いこと、身障者に属さない弱者(高齢者、杖利用者、妊産婦、病気やケガをしている人など)が多いこと・・・まったく悪意がなく気づかず駐車する人も多かった。
その時改善策として実施したことは、識別しやすくするためのカラー化、身障者スペースに隣接して弱者のための「おもいやりスペース」を設けたことです。実はこの対策を講じたことで20%以上の改善効果が得られたのです。
今回もその方法でカラー化を試みました。
さらに立て看板も設置する予定ですので、改善効果はさらに高まると思います。
自信を持って言えるのは、やはり実証結果があるからです!
解決の前に、まずは改善からですね!